ベトナムの生活用品、インテリア雑貨売り場では、韓国人が首をかしげる文章が書かれた商品を簡単に発見できる。“多く香り香水”“自分にちょっと楽しい”などという具合にいかにも翻訳機を使ったようなおかしな表現の韓国語が多い。マッサージ用具に“マッサージ頭ブラシ”と書かれていたりと、説明がおかしいものもあふれている。
MUMUSO、ムグンセンファル、MINIGOM、サムムなどベトナムのショッピングモールに出店している生活用品・インテリア雑貨店はロゴや内装にハングルを使用している。店では従業員が“アンニョンハセヨ”“オソオセヨ(いらっしゃいませ)”などと韓国語であいさつし、商品名もハングルで書かれている。店内にはK-POPがかかっており、従業員に韓服を着せたりしている。一見韓国の店のようだが、こうした店の国籍は中国で、主に低価格の商品を扱っている。反中感情が強いベトナムで韓国を前面に出して営業しているのだ。
こうした偽ブランドが増え、韓国政府と韓国企業の抗議が相次いだことを受け、ベトナム当局は問題のブランドに対する調査に乗り出すと発表した。ベトナム通商産業省は昨年7月、韓国をまねた偽ブランドのうち初めてMUMUSOが消費者保護法、公正競争法などに違反しているかどうか調査結果を発表した。
MUMUSOは本社が上海にある中国ブランドだ。しかし、ロゴに韓国を意味する“.kr”という文字を使用し、ホームページに韓国で取得した商標登録証を掲載するなど、韓国ブランドと誤解するような宣伝を行っている。ベトナムだけで34店舗を展開している。
当局の発表によると、MUMUSOで販売されている2273品目のうち2257品目が中国から輸入された商品だった。99.3%がメードインチャイナなのにもかかわらず、韓国企業と誤認させるようなマーケティングを行っていた格好だ。ベトナム政府は結局、罰金1億ドン(約47万円)を科した。しかし、今までに上げた収益に比べれば少額だ。ベトナム現地では“処分が甘過ぎる”との批判が聞かれた。
韓流に便乗した偽店舗が増えたことを受け、韓国特許庁は今年5月、ベトナムの特許庁、密輸防止調査局と協議会を開催するなど、韓国企業の知的財産権保護を強化する取り組みを開始した。










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