小室圭さんと秋篠宮家の眞子さまのご結婚を巡り、約1億4千万円の一時金が転がり込むことはこれまでも物議を醸してきた。そのうえ、18年3月に予定されていた“納采の儀”でもお金に絡むトラブルがあったことが明らかになった。
そもそも、納采の儀とは一般の結納に当たる儀式で、今回のケースでは男性側の親族が使者として、鮮鯛2尾と清酒を3本、絹の服地を渡すことになっている。この儀式が、秋篠宮さまが小室さんに不信感を抱かれる“発火点”となったと明かすのは、さる宮内庁関係者。
「秋篠宮さまと小室さんが同席して、納采の儀に関する打ち合わせをした際のことです。納采の儀で男性側が用意すべき品について聞かされた小室さんは“こんなにかかるんですか?”と驚きをあらわにした上で“母子家庭ということもあって金銭的な余裕がなく……”と伝えたそうです。その様子をご覧になった秋篠宮さまは“ご苦労なさっているのだから”と費用を用立てるお考えを示されていた。ところが、その直後に、小室さんの母親と元婚約者との間の金銭トラブルが発覚。納采の儀が延期となってこの話は流れましたが、同時に、それまで小室さんに同情的だった秋篠宮さまは、彼に不安を覚え、やがて不信感を募らせるようになったのです」
つまり、小室さん側は“結納”の費用についても秋篠宮家に“おんぶに抱っこ”を決め込もうとしていたわけである。
一方、女性宮家創設で眞子さまに10億円?小室圭さんとの生活費になる可能性
本当に結婚をしたいのであれば、トラブル解決のためにいち早く動き出すはずではないか。小室圭さんに対して、そんな疑問を抱く人は少なくない。だが、小室さんにとっては「現状維持」こそが、最良の状態なのだという。なぜなら、「眞子さまのフィアンセ」として、メリットを受け続けられるのだから。
秋篠宮さまはかねてより、国民の祝福を受けた上での結婚をお望みだが、現状では、納采の儀を経た通常の結婚への道は険しい。残された手段は儀式を飛ばした“駆け落ち婚”だけだろう。
「ですが、儀式を飛ばした結婚をすれば、これまでのようには秋篠宮家に頼りづらくなるのではないでしょうか。さらには、“前代未聞の結婚で皇室に傷を付けた”と汚名を背負っていく心配もあります。やはり、小室さんからすれば、現状では無理に結婚を進めるメリットは少ないのです」(皇室関係者)
つまり、「入籍断念」を決意した方が、将来は安泰──。しかも、今後の状況次第では、得られるメリットは格段に増えるという。
加藤勝信官房長官は6月2日、皇位継承を定めた憲法2条の「世襲」について、「男系、女系(天皇)の両方が憲法において含まれる」と見解を述べた。皇室典範では皇位継承資格を男系男子に限定していることにも触れ、「慎重かつ丁寧に検討を行う必要があるというのが政府の一貫した姿勢だ」と強調した。この発言を機に、安定的な皇位継承策、ひいては女性宮家創設における議論に弾みがつく可能性がある。
「もし眞子さまが結婚されないまま女性宮家創設が決まれば、眞子さまは宮家の当主となられるでしょう。現行の制度に当てはめると、独立の生計を営む親王の場合、皇族としての品位を保つための『皇族費』が毎年3050万円支給される可能性が高い。眞子さまが60才になられる頃には、総額で10億円近い額となります」(前出・皇室関係者)
さらに、お住まいの土地、建物は国が用意し、宮家の職員として宮内庁職員が7~8人ほど配置されるという。それらはもちろん、あくまで「眞子さまに支給される」ものだ。しかし、「小室家の一員」となられた眞子さまが、そのお金を小室さんとの生活資金に充てたとしても、私たちには知る由もない。