Osimiニュースへようこそ (^_^) 良い一日を

この矛盾が課題!井岡一翔の「タトゥー隠し」…なぜ日本人だけダメなのか?ka

 知人に入れ墨というかタトゥーを入れている方がいます。そのご本人が「タトゥーは日本では許されない事が多い。それを理解しない、出来ない人は入れるべきではない。差別ではなく区別というのも十分に理解して入れている」と言っておりました。


これがタトゥーを入れる方の基本スタンスであるべきと私も同感です。文化の違いで日本では入れるのは駄目な方が多いのは自然な事です。多様性と言いますが、現在の日本ではまだNGですし、そう思う方が多いのです。


WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで5度目の防衛を果たした同級王者・井岡一翔の〝タトゥー隠し〟に日本ボクシングコミッション(JBC)の関係者は頭を悩ませた。


井岡の試合で毎度のように話題になるタトゥー問題。現行のJBCルールでは「入れ墨など観客に不快の念を与える風体の者」は試合に出場できないと定められ、今回も井岡は左腕のタトゥーを白の塗装で隠した。だが、ルール適用は日本人選手に限られたもので、同級1位で挑戦者のドニー・ニエテスは胸の入れ墨を隠さずリングに立った。


この状況について、JBC理事長付顧問の安河内剛氏は「その国の文化や宗教上の問題があるので外国人にはタトゥーを消せと言えない。だから今日のような試合が一番難しい。一人は隠し、もう一人は完全に和彫りの入れ墨。当然、違和感はありますし、ものすごく矛盾です」と困惑の表情を浮かべた。


近年は日本でも「多様性」の風潮が強まり、タトゥーを容認すべきとの声も実際にある。JBC内部では過去にも同様の問題が議題に上がっており、安河内氏は「なぜ日本人だけダメなのか?との問いに明確な答えが出し切れない。多様性を認める社会的な流れの中で我々はどうしたらいいか。その課題に常にブチ当たっています」と話した。それでもルール変更に至っていないのが現状だ。


一方、タトゥー隠しによる〝弊害〟もあるようだ。「皮膚呼吸でも酸素を取り入れているので、完全に塗り固めてしまうとパフォーマンスが下がるという海外の研究もある」(安河内氏)。指摘通りならタトゥーを隠した井岡のほうが不利だったはずだが、この日は真骨頂の安定したボクシングで5度目の防衛。タトゥー問題を吹き飛ばす勝利となったが、JBCにとっては〝宿題〟が残された形だ。



今後、「タトゥーに関するルールを変更すべきか」が問題となっているわけですが、検討するにあたっては、どうしても、日本社会の入れ墨に対する受け止め方を無視することは困難でしょう。裁判所(2015年10月15日大阪高裁)も、「入れ墨に対する人の見方は様々であって、かつ、それは時代によって変化しているとしても、現時点の我が国において、反社会的組織の構成員に入れ墨をしている者が多くいることは公知の事実」として、他人に入れ墨を見せられることで不安感や威圧感を持つことは偏見で許されないといえる状況ではない、と指摘しています。


入れ墨を入れるか否かは、基本的に個人の自由ですが、社会の中で受け入れられるかどうかは、その社会の歴史や文化もかかわってくるため、難しい問題です。入れ墨に対する受け止め方は、今もこれからも変わり続けるので、それを踏まえたルール作りが求められるのではないでしょうか。

Share:

0 件のコメント:

コメントを投稿

ホット動画

注目のビデオ

Popular Posts

最近の投稿

ページ