ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は10日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領はロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が侵攻計画を進めているという米国側の警告に「聞く耳を持たなかった」と述べた。
バイデン氏は米ロサンゼルスで開かれた政治資金パーティーで記者団に対し、ロシアがウクライナを攻撃する可能性があると事前に警告していたことに言及し、「多くの人に大げさだと思われていたことは知っている」として、「だが、われわれには(その判断を)裏付けるデータがあった」と述べた。
「(プーチン氏が)ウクライナに侵攻するつもりだったのは明らかだった」とし、「だが、ゼレンスキー氏は聞く耳を持たなかった。多くの人もそうだった」と続けた。
米国は、プーチン氏が2月24日にウクライナへの「特別軍事作戦」の実施を発表するかなり以前から、ロシアが侵攻の準備を進めていると警鐘を鳴らしていた。
しかし、欧州の一部の同盟国からは人騒がせな警告と受け止められ、不信や批判を招いていた。
アメリカだけがロシアのウクライナ侵攻を確信し、警告していた。
ウクライナのゼレンスキー大統領はそれに対して、「余り騒ぎ立てて欲しくない」と言っていた。
今となっては、全てはアメリカの警告通りになってしまった。驚くべき事に、ほぼ正確にロシアはベラルーシに派遣していた部隊も併せて、ウクライナに侵攻していった。決して、ベラルーシとの合同軍事演習では無かったのだ。
驚くべきはアメリカの諜報能力の凄さだ。ほぼ、正確にロシアの意図を読み当てていた。
宇宙からの監視だけではここまで正確には言い当てられない。恐らくは、ロシア政権中枢やロシア軍内部にまで諜報活動への協力者が潜伏しているのでは無いかと思われる。
アメリカ以外の国は、諜報能力の面で遠く及ばないため、ロシアの侵攻の危険性を信じられなかったのだ。
バイデン大統領のこの発言は、ある意味でウクライナへの軍事侵攻の責任を、ウクライナ自身に転嫁するように聞こえる。
米国社会に兆しつつある「戦争疲れ」や生活不安への応答と考えられる。
つまりバイデン大統領の責任逃れの言い訳のように聞こえる。
アメリカは、今年行われる中間選挙を前にして、バイデン大統領にウクライナ危機に関与し過ぎである、もっとアメリカの問題に目を向けてほしいという批判も多いとい。
米国世論のウクライナ支援は依然高水準だが、3月と現在を比べると「米国はウクライナのためにやり過ぎている」と回答する人は上昇している。米国で記録的な物価高が続き、5月の消費者物価指数の伸
ウクライナがロシアによる侵略開始まで米側の情報を表向き否定していたのは事実である。しかし、米国がいち早く大使館を閉鎖し、戦争に備えたことでウクライナは経済的なダメージを恐れて侵略の可能性を否定せざるを得なかった。今になってバイデン大統領がウクライナは侵略の警告に耳を傾けなかったと公言する必要はない。米国内のインフレで支持率が下がる中、なりふり構わない発言にみえる。






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